訪問看護で起業するには、以下の手順を踏む必要があります。
開業の目的や方針を決める
まず、訪問看護ステーションを開設する目的や方針を決めます。どのようなサービスを提供したいのか、どのようなターゲットを想定しているのか、などを明確にしておきましょう。
事業計画書を作成
開業の目的や方針を踏まえて、事業計画書を作成します。事業計画書には、以下の内容を記載します。
- 事業内容
- 事業規模
- 事業計画
- 資金計画
- リスク分析
- 法人を設立する
訪問看護ステーションを開業するには、法人を設立する必要があります。法人の種類は、株式会社、合同会社、NPO法人、医療法人など、さまざまな種類があります。自分に合った法人の形態を選びましょう。
低コストで始めるなら合同会社
設立の費用が最も安いのは合同会社ですので、まずは合同会社から始めるのも一つの手です。
指定申請を行う
訪問看護ステーションを開業するには、所轄の都道府県知事から指定を受ける必要があります。指定申請には、以下の書類が必要です。
- 指定申請書
- 定款
- 役員の資格証明書
- 事業計画書
- 設備に関する書類
- 開業する
指定を受けると、晴れて訪問看護ステーションを開業することができます。開業後は、利用者を募集して、サービスを提供しましょう。
起業の注意点
以下に、訪問看護で起業する際の注意点をまとめます。
訪問看護の知識と経験が必須
訪問看護は、看護師の資格と経験が必須です。また、訪問看護の知識やスキルを身につけるため、研修や勉強会に参加しておきましょう。
資金繰りに注意する
訪問看護ステーションの開業には、初期費用と運転資金が必要です。初期費用には、法人設立費用、事務所の費用、備品の費用などがかかります。運転資金には、スタッフの人件費、光熱費、交通費などがかかります。資金繰りをしっかりと立てておきましょう。
利用者のニーズを把握する
訪問看護ステーションの利用者は、高齢者や障害者など、さまざまな人がいます。利用者のニーズをしっかりと把握し、それに応えるサービスを提供することが大切です。
訪問看護で起業する際には、上記の点を参考に、慎重に準備を進めましょう。